紫雲の怪 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1809)価格: 1,050円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 シリーズ中、唯一の未訳長編が刊行された。
感慨深いものがありますね。
これで一段落だが、引き続き旧訳のある作品も刊行予定とか。
もう一息、つきあいましょう。 |
護られし者 1 萌芽(1) (ハヤカワ文庫 FT フ 16-1)価格: 777円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 アメリカ・ファンタジー界期待の新鋭ブレットが放つ処女作で本国に先駆けてイギリスに続き先行出版された話題の三部作の第一部を3分冊にした第一巻です。本書に描かれる物語世界は科学文明が終焉を迎えた後に訪れた農業を中心とする村社会で、日没を境にして地中から魔物が湧き出でて人間に襲い掛かるという真に過酷な環境です。人々は護符で囲った屋内で息を潜めて朝の訪れを待つしかなく、油断すると隙を突かれて無慈悲に殺されてしまう運命で多くの死者が出ていた。次第に人口が減少していく世界で頼りになるのは、護符描きの訓練を積んで旅をし村々に物資や手紙を届ける役割を務める配達士だった。物語は11歳の少年アーレン、13歳の少 |
大好きなハリー・ポッターへ―世界の子どもたちより価格: 1,575円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 ハリーポッターのファンの手紙集です。
英語のままのものもありますので、文化の違いもわかるかもしれません。
最後に、とても簡単な手紙の書き方が載っています。
ファンレター(英語)を出すときの参考にするとよいでしょう。
Best Regards,
kaizen
Japan |
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観月の宴 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)価格: 1,050円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:2 ディー判事が友人の隣県知事ルオを訪れた際の殺人事件である。そのため、お馴染みの副官たちは一回も登場しない。ルオの協力もあるが、基本的にはディーが単独行動で謎を解き明かしていく。足で稼いで回っているのである。そのあたりの新味が心地よかった。ルオも魅力的なキャラクターだ。 事件、真犯人、トリックなどは、いつもと同じく、たいした面白みはない。古文書の調査に訪れた青年が殺され、続いて美しくない舞妓が殺される。狐の娘なども登場して物語を盛り上げようとするが、もうひとつ。 容疑者のキャラクターがどの作品でもパターン化されているのも残念。 巻末で著者が当時(7世紀)の中国に弁髪は |
紅楼の悪夢 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)価格: 1,050円 レビュー評価: 3.5 レビュー数:3 中国の一種独立した歓楽街での怪事件を当地の知事に 揉め事を押し付けられたディー判事が担当する一編 官僚のエリート候補や歓楽街一の花魁の怪死 更に30年前の同様の事件を 判事が解決します それぞれが少し関連性に乏しいのが難点 |
策謀のギャラックス=ゼロ ローダン・シリーズ303巻 (ハヤカワ文庫 SF)価格: 567円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 悪夢の如き平行宇宙で卑劣な罠を仕掛ける敵手を相手に苦闘するテラナーの活躍を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第303巻。本巻の執筆者は、若手の曲者クナイフェルとベテランの味マールです。ネガティヴ世界の中継ステーション、ギャラックス=ゼロの司令官オラーナ・セストレは秘密情報局長官デイトンの訪問を受け、ポジティヴ世界のローダンを捕える指令を命じられる。情け容赦のない悪辣な知性が張り巡らせる策謀の罠がテラナーを待ち受けます。
『策謀のギャラックス=ゼロ』ハンス・クナイフェル著:ネガティヴな卑劣漢デイトン2は、悪意の性格でないオラーナに対し彼女の失踪した父親を人質に |
白薔薇と鎖 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)価格: 1,365円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 ロジャー・シャロットと名乗る齢90才の老人が、若き日々の冒険談を「回想録」として書き残す・・・という形で話は始まる。
帯や背表紙のあらすじをみると、ロジャー1人が探偵のような感じだが、ロジャーはあくまで探偵助手で、メインの探偵は、ロジャーがその昔主人と呼んでいた「ベンジャミン」である。(この「ベンジャミン」がなかなかの曲者である。)
最初の密室殺人の被害者が残した「詩」の暗号文と現場に置いてあった「白薔薇」の謎を、2人が右往左往し、命まで狙われながら解いていく。
15?16世紀あたりの英国(とスコットランドとちょっとだけ仏国)が舞台で、この辺の歴史 |
アンドロ・ペスト―宇宙英雄ローダン・シリーズ〈308〉 (ハヤカワ文庫SF)価格: 588円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 銀河系を離れたアンドロメダ星雲にまで蔓延して行くPAD病禍に絶望的な戦いを挑むテラナーの活躍を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第308巻。本巻の執筆者は、最高の師弟フォルツとエーヴェルスです。銀河系から40万光年離れた宇宙駅ルックアウト・ステーションにもPAD病が蔓延し、マークスとテラナーの無意味な戦いが続いていた。本書でも前巻に続いて太陽系元帥で艦隊司令長官ジュリアン・ティフラーのあくなき苦闘が描かれます。
『アンドロメダの危機』ウィリアム・フォルツ著:戦いの渦中で中立的立場を取る種族カルヴィノレの一員タルタイプスがテラナーに協力する。本編でも急激に凶暴 |
雷鳴の夜 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)価格: 945円 レビュー評価: 3.5 レビュー数:3 If I were just learning how to write this would be a prefect example. Forty five percent of the book is description. Who cares if Judge Dee has three or four hairs growing out of the mole on his face? And evidently he prefers girls with bushy eyebrows. Other than that it could be a decent myster |
東方の黄金 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1804)価格: 1,050円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 書かれた順序は異なるが、シリーズ内の時系列では最初にくるものだそうで、ネットで調べると、この作品から読むことを勧めている。
新訳がなされたのは、喜ばしいことである。
著者自身のイラストも手伝ってなかなか雰囲気があるが、登場人物たちの行動や心裡が、いまひとつ自然ではない。
話している相手をいきなり怒鳴りつけたりするなど、読者としては面食らう(必ずしもそれが、彼の国らしいというわけでもない)。
小沼丹と同じで、著者の本職が他にあるせいか、どうもアマチュア的なところから抜け切っていない感じがする。
まあ、お色気サービスもあるし、B級作品と |
沙蘭の迷路 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ1823)価格: 1,470円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 本書は、オランダ出身の外交官であり
東洋文化に精通した著者が
唐代の探偵小説『狄公案』に題材をとりつつ
中国以外の人にもその面白さが伝わるように再構成した推理小説。
西域の町・蘭坊を舞台に、頭脳明晰なディー判事が
不可解な老将軍の死の真相や
次々と沸き起こる難事件・珍事件を解き明かします。
中国の民衆小説の雰囲気を色濃く伝える構成や文体。
住民の息吹を活き活き |